着物と暮らしと、時々バイク

着物好きのバイク好き、英語勉強中の50代。着付け教室はお休み中。

Ideal future 憧れるだけではなく

Welcome to blog post of Kimono dressing tutor Kogikuya, in Sumiyoshi, Osaka.

 

English follows.

 

みなさまこんにちは。

住吉区の着付け教室、こぎくやです。

ご訪問ありがとうございます。

 

今日から初めのご挨拶をちょっと変えました。

着付け教室として再スタートした割には、それらしいことを何も書いていないことに(やっと)気付き、せめて認知していただく努力をしようと思いました。

とはいえ、書く内容は、相変わらず私自身の日常のことです。

よろしくお付き合いくださいませ。

 

先日、父方の叔父を訪ねた日の話です。

 

その日は朝早くから和歌山のあら川に行っておりました。産直で桃を買うためです。関東に住む妹から、和歌山の桃が食べたい…子どもの頃から食べていたあの桃が…関東には売っていない…おすすめのネットショップがあれば教えてほしい…というメッセージが続き、そこはかとなく流れる『買って送ってくれ』という圧を感じ取ったため、早起きして向かいました。

 

せっかくなので、妹宅に送る以外にも二箱買い、地元のご近所さんや大阪の友人たちにもお裾分けすることにしました。

 

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I visited my uncle in my hometown last Sunday.

 

That day, in the morning, I bought some boxes of peaches in Arakawa, Wakayama where is very famous for very good peach.
One box to my sister in Tochigi and two to share with my neighbors and ourselves.

 

I brought several pieces to my uncle's and had some talks about recent history.

 

He is my father's younger brother and now over eighty. He teaches pottery and watercolor paintings usually.

In summer season, he takes break from his classes because of the heatwaves these years. And now he has plenty of spare time. 

So he started to practice Japanese calligraphy by himself with a textbook recently.

He said, he would deeply regret if he wasted that precious time in his eighty's.


It strikes me!


He always makes efforts to make progress in his learning diligently which I'm not good at. To my regret, I'm always looking for the reason not to do. 

But I don't want to regret in the future that I haven't done anything.

I will keep working on my tasks and learning little by little every day.

 

桃は、叔父のところにも数個持って行き、今回の経緯を話したり、最近の様子などを聞いておりました。

 

叔父は、五年前に亡くなった父の弟で、今は八十代です。

長く陶芸と水彩画を教えていますが、夏には教室をお休みするのだそうです。

水彩画はともかく、陶芸は暑くて大変なのだそう。そんな訳で、夏には自由時間が増えるんだと。

 

そうしたら、なんと、空いた時間を利用して、最近、書道の練習を始めたとのこと。本と、学生さんたちが使うような安価な道具とを用意して、独学で学んでいるそうです。

練習した紙を見せてもらいましたが、既に美しい字が並んでいました!

 

そして、こう言うのです。

せっかくの、八十代の貴重な時間を無駄にしたくない。と。

 

感動と衝撃で胸が震えました…

 

八十代の貴重な時間…

いえ、叔父に取っては、今だけではなく、常に『貴重な時間』であり続けて、ずっと大切に過ごしてきたのだと思います。

叔父は、昔から、本当にコツコツと努力する人でした。(だからこそ絵も焼物も大成したのですよね)

 

私には残念ながらその血は流れていないようなのですが…(涙)

それでも、後々、悔やむことはしたくありません。せめて、やらない理由を探すことをやめます。

毎日ちょっとずつ、ちょっとずつ。

小さなことからコツコツと。

ちょっと古いがきよし師匠も言うてはりました。

憧れだけではなく、行動に。

 

 

これは、亡くなった父のものです。(とはいえ、使っていたところは見たことないのですが…)

遺品の整理をしていて、捨てるには惜しく、いつか自分で使おうかとも思っていましたが…

渡すべき人が見つかって良かったです。

叔父も喜んでくれました。

 

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This is my father's ink stone but I don't remember he actually used it. (He passed away five years ago) 


On my way home, I stopped at my father's house and picked this up, and visited uncle again to give this.

I'm glad he likes it and that I could give it to the perfect person to have it.

 

関係ありませんが、今回買った桃は、清水白桃という種類のもの。関東ではあまり出回っていないそうです。

柔らかくてみずみずしくて、実に美味しゅうございました〜

 

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"Shimizu-Hakutou", the brand name of this peach. This brand is not on the market in Kanto area and that's why I sent it to my sister there.

It's really good!

If you find one, please get and try it! 

 

Thank you for taking your time to read this article.

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

こぎく